2011年6月21日火曜日

拠点づくり(城山郷土館)その3 2011.06.13

拠点づくり、第3弾です。
郷土館と穂積長屋門の整理もおおむね終了しましたが、
今度は展示品の検討をすることになりました。

これについては、先日の座談会の投稿でも触れましたが、
作業内容から、
休館日の月曜日に、少人数で実施することにしました。
平日にもかかわらず、10名の方が参加してもらいました。

今回は民具の整理にかかりました。
郷土館の民具は、大きく分けると、
食器や身の回り品、商業具、農具や漁具、祭りの品の4分野に分かれます。
その時代は、江戸時代末から昭和40年代ごろまでのものです。

今回は、祭りの品以外の民具を整理することにしました。
わかりやすく、シンプルを心掛けて、
状態の良くて、使用方法などが想像しやすいものを、みんなで選んでいきました。

大目付はこれらの民具のほとんどは使用経験がないもので、
辞典を見るしかないのですが、城守さんたちは使ったことや、
使われていた様子を見たことがある人ばかりで、
皆さん、眺めたり、触ったりして、話はいろいろと盛り上がっていました。

例えば、2種類のお膳があったのですが、
脚付きのお膳は家長と長男しかつかえず、ほかのものは収納兼用の箱膳だったとか、
食べた後もお茶でちょっと拭ってしまうだけだったとか、そんなお話がとびかってました。
大目付は、大変勉強になりましたし、
そんなこともキャプションを作っても面白いな~と思いもしました。

いざ展示品が決まると、展示台から含めて大移動です。
男衆は台や大物の移動、女衆は掃除や展示品の埃落としに分かれて作業。


そして、展示台に一通り置いたところで、
またみんなであーでもない、こーでもないと談義。


これを幾度も繰り返して、朝方9時から夕方4時まで、にぎやかな作業となりましたが、
キャプションの作り直しなどはあるものの、
おかげさまで、展示もかなり様になってまいりました。


次回は祭りの品と古写真の展示作業となります。

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