2011年6月22日水曜日

拠点づくり(城山郷土館)その4 2011.06.20

拠点づくり4話目です。
宇和島観測史上一番の豪雨の中、
8名の城守さんがやってきてくれました。
郷土館に上がるまでにみなさん、ずぶぬれでした

今回は祭り関係品と古写真の展示です。
祭り関係品といってもたくさんはありません。
宇和島の祭りの代名詞ともいえる牛鬼の頭2点と亥の子石程度だったのですが、
これに伴った展示台の移動が、結構大変でした。
1.8m四方の展示台3台を男衆で動かして、
一緒に駕籠や太鼓、ソファーやテーブルも移動させました。

引き戸越しに石垣や緑を眺めながら過ごす、
憩いのスペースもほんとに感じが良くなりました。
ソファーや長椅子はF城守さんから、たくさん寄付していただいて、
20名ほどは楽に座れるようになりました(*^_^*)



続いて、古写真の展示にかかりました。
0.9×1.8m程度のパネル4枚に、城守さんたちと写真を選びながら、
レイアウトも考えながら、展示していきました。
宇和島城関係、闘牛関係、内港や城下のもので、
なるべく印象深い写真を選んで、展示をしました。
展示は、なかなか思うようにボードに配置できず、けっこう悪戦苦闘されてました。


以前展示していたものに加えて、穂積長屋門に眠っていた、
1m程度ある大判の写真、3点も引きずり出してきて、展示しました。
牛鬼、闘牛そして、鬼ヶ城山系あたりから撮影した城下の写真です。
昭和40年代前後の写真だと思っています。
これがなかなか迫力があって、結構いい感じです。

展示作業をしながら、今回もいろんな話が上がりました。
「そうそう、こんなかんじやったな~」とか、「私らの青春時代の時やな~」とか、
「昔の家が写ってるわ~」など、盛り上がってました。
この古写真の展示は、観光者のかたよりも、宇和島の方に見ていただくほうが、
いろんな思い出話が出て、面白いような気がしました。
こんな話も写真をきっかけに聞き取りなどができればいいな~と思いました。
「写真座談会」なんて企画も考えてみようかな~。


今日は、5時近くまで作業をしてもらいましたが、
おかげさまで、展示の形はおおむね出来上がりました。

あとは展示品のキャプションの刷新や、
古写真についてはその場所を落とした地図をつくったり、
みんなで、今の写真も撮影して展示するつもりでいます。
また、HP用の素材作成や展示品ワークシートの作成などなど、
まだまだやれること、やりたいことはたくさんありますが、
ちょっとずつ、城守さんたちと充実させていきたいと思います。


なお、先ほど紹介した憩いのスペースは、飲食可です。
それから、本館は無料ですので、新緑の中、散歩がてらにいらしてください。
雨のなか歩くのも、目線を下に落とせば、
コケがみずみずしく光っていて、なかなか風情があっていいものですよ。


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